「ヤマダモンゴル」でダンシングオールナイト!!
早く肉をくれ~
僕の目は空腹のあまりぐるぐる回っている。
目指すは「ヤマダモンゴル」だ。
今日はここでジンギスカンをガンガン食ってやるのだ。もちろん飲み食べ放題で。
空腹でふらふらになりながら店にたどり着いた僕は、倒れこむように扉を開けた。
「いらっしゃいませ~!!」
胸に「お母さん」と書いた名札をつけたふくよかで元気のいいおばさんが僕を迎えてくれた。
そのおばさんに食べ放題をお願いして、僕は窓際の席で肉が早く来るのをひたすら願った。
来ました~肉が!!
「なおこさん」と書かれたとってもかわいい学生さんが七輪、ジンギスカン鍋、肉、野菜とビールをぱっぱと運んできてくれ、「お母さん」が肉を焼いてくれた。
最初に山型のジンギスカン鍋の天辺に、肉の脂身を乗せる。
するとじわっと脂が溶け出し鍋肌を滑っていく。
この鍋にはところどころに切れ込みがあり、火鉢の炭火が肉に届きやすくなってるみたいだ。
「お母さん」は最初ラムのロース肉を焼いてくれた。
ジュワ~!!あっという間に焼ける。
この肉はあっさり系のたれが合うそうで、あっさりだれの入ったお皿に「お母さん」は焼きあがった肉を、召し上がれと入れてくれた。
いただきま~す!
僕はそのあつあつの肉をはふりと口に放り込む。
うんめ~!!僕の頭からプシュー~!と蒸気が出た。
ラムのロース肉はとても柔らかくてジューシーであっさりだれがよく合う!!
「お母さん」は次はラムのもも肉を焼いて僕のお皿に入れてくれた。今度はこってりだれでいただく。
うお~!これもまた美味なり!!
ゴマだれ風のこのたれににんにくを入れたらさらに言うこと無し!!
ビールをぎゅうっと飲み、やっと生き返った僕は改めて店の中を見回した。
なんか懐かしいものがたくさんあるのだ。部屋の壁はトタン板で覆われてて、70年代の看板が飾ってある。
おまけに流れてる曲はオフコースの「さよなら」…。
これは僕のツボにはまった。と思ったら次は長淵剛の「順子」が流れ、「異邦人」「セクシャルバイオレットナンバーワン」が続き、そしてなんと!!
「ダンシングオールナイト」が流れた!
ぐはあー!やっぱり「もんた」といったら「みの」じゃなくて「よしのり」だよ~。高校のころ僕はこの曲は大好きだったのだ。
ノリノリ気分になった僕は、肉のほうもノリノリで自分で焼いて食べまくり、ビールも飲みまくった。
大分お腹も落ち着いてきた僕は、「お母さん」になぜヤマダなのか聞いてみた。
「それはねえ、山田さんが70年代にジンギスカンを北海道から関東に伝えたからなんですよ」
だから「ヤマダ」で部屋の内装も伝えた時期の70年代風なんだ…。
疑問が解けた僕はまた、はふはふ食べまくり飲みまくった。最終的にはビールジョッキで5杯、肉1キロというところかな。90分間食べ疲れすることなくめいいっぱい食べた。
う~ん、まんぞくまんぞくう。
と思って窓の外を見たらビックリ~!!
向かいのカレー屋PANASの上の階の「牛角」が火事になってました。幸いたいしたことはなく煙だけでしたが…。
満腹で少し酔った僕はすっかりいい気分で、消防車とやじうまの横をふらふらと歩いて帰った。
本日もご馳走様でした。「ヤマダモンゴル」は一人で入っても「お母さん」が話し相手になってくれますので全然退屈しませんでした。ラム肉も最高!!このお店も僕のお気に入りとなりました。★★★
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